救急コース
救命救急コースは、救命救急医療に対する深い理解に基づく診療ができ、的確な診療技術を習得した質の高い救急専門医の育成を目的とし、救命救急のプロフェッショナルとして卒後10年以降も見据えたキャリアプランを支援します。
大阪府においては、昭和42年に我が国ではじめての本格的な重傷救急医療の専門施設として、大阪大学医学部附属病院に特殊救急部が開設されました。その後、平成5年に千里救命救急センターでは24時間365日稼働するドクターカーの運用を日本で初めて開始しました。
また、平成20年には大都市圏では全国で初めてさらなる救急医療体制の充実を目指してドクターヘリの運航を開始しました。さらに、平成24年に大阪急性期・総合医療センターにおいて、IVR-CTを核とした新世代の救命救急初療室を全国に先駆けて構築しました。
現在では、府内に16か所の救命救急センターが稼働しており、うち3か所は高度救命救急センターとして認定されています。
我が国の救急医療を牽引し発展させてきた大阪で、救急のトレーニングを受け、地域住民の生命と健康を背負ってたつ人材、そして未来の救急医学をリードする人材になっていただきたいと考えています。