自治医科大学について
自治医科大学は、住民の健康の増進、福祉の充実を目指し、地域医療に対する気概と高度な医療能力を持つ医師の養成を目的として、全国の都道府県が共同して昭和47年(1972年)に栃木県に設立した医科大学です。入学定員は各都道府県別になっており、大阪府から毎年2名または3名が入学しています。
自治医科大学の特徴
医師国家試験全国トップの実績
自治医科大学が誇る特徴のひとつが、医師国家試験の合格率の高さです。第1期卒業生が受験した1978年から2023年までの46年間、医師国家試験で全国トップの合格率が21回という高い合格率を誇っています。
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修学資金貸与制度
自治医科大学は、各都道府県が医師確保の一環として設置運営していることから、大学設立以来入学者全員に対して入学金や授業料などを各都道府県が貸与しています。卒業生は地元に戻って出身都道府県の知事が指定する公立病院等に医師として一定期間勤務することによって、学生時代に貸与された修学資金の返還が免除されます。なお、修学を支援するための追加的な制度として奨学資金貸与制度もありますが、こちらは卒業後に返還が必要です。
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大学生活
自治医科大学は全寮制です。学生寮ではワンルーム(19.5㎡)の個室が与えられ、机、ベッド、エアコン、ミニキッチン、トイレ等が各個室に設置されています。また、共用設備として、ラウンジ、自習室、集会室、大浴室、シャワー室、洗濯室等が寮内に設置されています。学生寮には「ラウンジ制度」があり、2~6年生が10名程度のグループを構成し、各グループに小ラウンジが割り当てられます(1年生は1年生のみでグループを構成)。さらに、同じ都道府県出身者同士で県人会のグループを構成し(学生が全国から集まっているため、47の都道府県人会があります)、様々な情報交換が行われています。クラブ活動等と異なる縦のつながりは、勉強や生活についていろいろ相談できる場として大切な役割を担っています。
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卒業後の義務(修学資金の返還免除要件)
自治医科大学の卒業生は、出身の都道府県においてへき地医療や地域医療などに従事することが定められています。他府県では主に山間部や離島など医師の確保が困難なへき地での地域医療などに従事することが多いのですが、大阪府の場合へき地に該当する地域が府内に存在しないため、救急医療や周産期医療、感染症医療、精神科医療、公衆衛生行政など、主に医師確保が困難な分野を中心に勤務をお願いしています。その他にも、政策医療の分野で医師確保が課題となっている府内の施設等でも勤務もお願いしていますが、これらの期間は在学期間の1.5倍となる9年間を基本としており、この義務年限を満了すれば貸与を受けた修学金の返還は全額免除されます。
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